15日にフロリダ州の中心都市マイアミの北部、マージョリー・ストーンマン・ダグラス高校
という高校で、退学になった元男子生徒が銃を学校前と校内で乱射し
17人の命を奪ってしまいました。
他に14人が病院に運ばれ、3人が重体といいます。
元男子生徒ということで、何か恨みによる犯行なのかと推測しますが・・・。
ここでは「過去にアメリカで起こった学校での銃乱射事件」
「過去の犯人の動機・銃乱射する理由」
「動機」について書いています。
フロリダ銃乱射事件の犯人の動機
ニコラス・クルーズ氏、乱射の実行犯は自分だと認めているんですが
事件の前にYoutubeで、自分は「プロの学校銃撃犯」になると投稿していたことがあったんだとか。
それを見た同級生が通報していて、それに加え普段から暴力的な物(ナイフ・銃など)
に興味が強く、動物虐待の動画をSNSに上げていたこともわかっていました。
白人至上主義団体に入り、軍事訓練を受けていたり
ただの恨みからの行為ではなさそうに思えますね・・・。
動機としては「とにかく銃乱射してみたい」ということ。
その根本にある原因を考えると、生徒からの「精神障害があったが先生が無視した」という証言もありますし
精神障害が大元の原因になるのではないかな。
どんな障害かというと、TOKANAの記事には「FASD」なのでは?という考察があった。
これは、母親が妊娠中に過剰に飲酒をしていたことが原因でなる精神障害。
FASDの子供には母親の飲酒量や頻度によって、軽度から重度までの知能障害や学習障害、記憶障害などが現れるとされる。
また、低体重や顔面の特徴的な奇形(平らな顔、小ぶりの頭、低い鼻梁、小さな目、薄く真っ直ぐな上唇など)が見られるという。
http://tocana.jp/2018/02/post_16029_entry_2.html
もちろんこういう特徴の顔の方がすべてFASDではないですよ。
気分を害された方がいたらごめんなさい。
クルーズ氏は養子に出されていて、実母の妊娠中の状態の資料などが集めにくく
実際のところ本当に過剰に飲酒をしていたのかは不明でした。
でも・・・精神障害があってもそういうのを持っている子にとっては
普通にしていると叱られてさぞ生きにくいでしょう、普通学級は。
だから普通学級に入れられてふるまいを否定され続けていたら
悪い面ばかり出てきてしまうのも無理はないよな・・・と思ってしまう。
過去にあった学校での銃乱射事件
過去にも元生徒による銃乱射事件がアメリカでは起こっています。
事例と動機を紹介することで、今回の事件の犯人、元男子生徒の動機もわかりやすくなるかもしれません。
学校での銃乱射事件は、「スクールシューティング」と言われ
普通は学校の関係者が無差別に銃を乱射します。
アメリカのスクールシューティングの事例は数か多く
その他の事例はwikipediaで見て頂くとして
ここでは死者数が10人以上の事例を紹介します。
- テキサスタワー乱射事件 テキサス州オースティン 1966年8月1日 ・・・15人(犯人→ 射殺)
- コロンバイン高校銃乱射事件 コロラド州リトルトン 1999年4月20日 ・・・15人 (犯人→直後に自殺)
- レッドレイク高等学校銃乱射事件 ミネソタ州レッドレイク郡 2005年3月21日 10人
- バージニア工科大学銃乱射事件 バージニア州ブラックスバーグ 2007年4月16日 32 人(犯人→直後に自殺)
- サンディフック小学校銃乱射事件 コネチカット州ニュータウン 2012年12月14日 26人(犯人→ 直後に自殺)
事件は犯人が自殺することで終わる例が多いですね。
銃乱射する理由
犯人がその学校に在籍していたり退学処分をうけた元生徒だったりすることが多いですが
犯人のその学校での生活を見てみると、「いじめ」などでその学校の人間に
恨みを持って、銃乱射に至ってしまうということが動機に多いですね。
「コロンバイン高校銃乱射事件」では、犯人の二人はカーストの上の方の集団に
馬鹿にされていたり、小突かれたり、いじめを受けていて
この二人は他にもいじめを受けていた生徒と自警団を形成していました。
これを見ると、二人の犯人は「いじめていた奴らに恨みをはらすため」
犯行に及んだように思えますが、実際は違ったようです。
犯人の一人エリックは厳しく育てられ、ヒトラーを尊敬し
事件当日は「NATURAL SELECTION(自然淘汰)」
というTシャツを着ていて、もう一人のディランは「WRATH(憤怒、復讐、天罰)」
と書かれたものを着ていました。
また事件前に地下室で撮られたビデオには、二人が汚い言葉で罵る姿が映し出されていました。
エリックの日記を精神分析医は
「ナルシスティックな尊大さや血に飢えた怒りにあふれている」
と分析していて、エリックは自身の優秀さ誇示するために
「劣ったもの」を銃乱射によって消そうとしたのではないかと言われています。
ディランも幼いころから成績優秀で、1年早く学校に入るくらい頭のいい生徒でした。
この例からは、「いじめ」と「ナルシシズム」
さらには精神的な特徴である「サイコパス」などが複雑にからみあっていることがわかります。
「サンディフック小学校銃乱射事件」の犯人は、精神疾患(自閉症)があったようで
銃乱射事件に異常に興味を示す執着を見せていたといいます。
(もちろん自閉症=凶悪犯罪ではありませんよ)
母親が息子である犯人を、無理やり精神病院に入れようとしたことが動機とされていますが
真相はわかっていませんでした。
バージニア工科大学の事件では、在学4年の在米韓国人の男子生徒
チョ・スンヒが起こした事件でしたが
彼は学校で孤立していて話し相手がいない生徒でしたが
暴力をふるう人物ではなかったといいます。
しかし、中高の時に英語の発音などでいじめられた経験があり
それが周囲の人間への認知をゆがめてしまったのだと解釈されています。
彼は自分をキリストに例えていて、「キリストのように死ぬ」と書いています。
キリストのように犠牲になり、のちの弱いもののために伝説になる
ことを夢見ていたようでした。
【銃乱射事件の犯人の共通点】
〇加害者は男性
〇成績は中以上
〇都会ではなく郊外、田舎の学校
〇犯行動機の基本は復讐
〇周囲への敵視(いじめ、認めてくれない教師、愛してくれない恋人、親など)
〇被害者に対する個人的な恨みよりも、たまたま居合わせた生徒や教師が被害者に
〇残酷な内容の作文など犯行の前触れ(バイオレンス趣味、銃撃予告、オカルト指向、動物虐待、他の事件の模倣性、犯行前の様々なトラブル)
http://www.n-seiryo.ac.jp/~usui/news2/2007/virginia_shootings.html
孤立感から他者の存在を軽視することに繋がり
蟻のように踏みにじってもいいという考えに至ってしまうのでしょうね。
アメリカでは銃乱射事件だけでなく、差別が多発している国だからな。
アメリカが世界最大の人種差別国であり、ロシアはそれを戦う国だからな。
移住するならロシアに移住しとけ。
アメリカや欧州は物騒な事件とブラック労働、男尊女卑の塊だからな。
ロシアは男女平等で労働環境も良いぞ。
アメリカや欧州に移住する人は犯罪者と貧乏人しかいない。
ロシアやイランに移住する人は世界中から褒め称えられ、多くの人から慕われるだろう。
だからロシアやイランに行けば人生は報われます。
アメリカや欧州行ったら即刑務所ですから。