平昌オリンピックのスピードスケート・ショートトラック選手の

斎藤慧選手が12日にドーピング抜き打ち検査でひっかかってしまったようですが

人柄的に興奮剤や増強剤の類を意図的に飲むようには見えなかったので

不自然な感じがしました。

調べてみると、今は医師から処方される風邪薬や

市販の栄養ドリンクでも陽性反応が出てしまうことがあるんですね。

ここではそんなドーピング検査の基準なんかも紹介しつつ

原因を推測してみたいと思います。

(※正確な情報は団体からの報告を待って追記します)

 

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斎藤慧のプロフィール

 

名前: 斎藤慧(さいとう けい)

生年月日:  1996年2月20日

年齢:  21歳

出身地:  神奈川県

身長/体重:  161cm / 55kg

最終学歴:  神奈川大在学中

所属:  神奈川大

出場種目:  男子5,000mリレー、男子500m

兄弟: 姉(仁美)、兄、弟

【実績】

2013~14年  世界ジュニア選手権で3000メートルリレーの3位

2014年  全日本距離別選手権1000メートル優勝

 

斎藤選手はスピードスケート・ショートトラックの代表4人に次ぐ補欠の選手。

5人目として五輪初出場をしています。

お姉さんの仁美(ひとみ)さんは6歳上のショートトラック代表選手。

慧さんの長所は「人を信じられること」といいます。

人を信じられる人が人を裏切るようなことはしないような気がするのですが・・・。

 

過去の日本人の五輪でのドーピング事例

 

日本人選手はドーピングにクリーンだと世界で評価されていますが

過去には医者から処方された薬や

ライバル選手から飲み物にドーピング剤となるものをいれられたり

本人の意思に反する形で陽性反応が出てしまったことがありました。

 

1984年ロサンゼルス五輪、男子バレーボールでは

主力選手が受けた尿検査で、興奮剤エフェドリン、筋肉増強剤テストステロンなど

複数の禁止薬物が検出されたことがありました。

しかしこれは、トレーナーが「違反薬物は入ってない」と言って処方した漢方薬に含まれていたもので

選手個人には落ち度がなかったんですね。

にもかかわらず、「日本がドーピングした」などと批判の的になってしまいました。

この例ではトレーナーの勉強不足が原因とのちにわかり

選手は処分されませんでした。

 

二つ目の事例は、カヌー、スプリント日本選手権で起きた日本人選手同士のドーピング事件。

2017年9月に、ライバル選手の鈴木康大選手に

小松正治選手が禁止薬物を飲み物に入れられ、暫定的に資格停止になっていました。

その後鈴木選手から自白があり、小松選手は資格停止が解除されています。

この事件は日本人同士の選手でもドーピングを盛るということがあるのかと

非常に驚かれました。

 

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禁止薬物は市販の薬や栄養ドリンクにも入っている!?

 

そもそもスポーツの競技で使用されるドーピング剤ってなんなんでしょうか。

明らかに分かる禁止薬物は

  • 筋肉量を増大させるステロイド薬
  • 覚せい剤の仲間の薬物(興奮剤)

があります。これは明らかにダメだと分かるものです。

薬物投与のほかには自分の保存しておいた血液から赤血球を投与するという

持久力を上げるドーピングもあります。

 

斎藤慧さんで疑われるのは、おそらく市販薬・漢方薬・サプリメント・栄養ドリンク

といった、一見大丈夫そうなものをトレーナーやチームドクターからすすめられ

服用してしまった場合でしょう。

 

市販薬(かぜ薬・鼻炎薬・胃腸薬など)には、エフェドリンという禁止薬物が入っていることが多いです。

メチルエフェドリン、エフェドリン、プソイドエフェドリン、麻黄(マオウ)も禁止薬物。

 

漢方薬は成分が複雑に配合されていて、把握が難しい。

サプリメントは表記されていない禁止薬物が入っていることも。

漢方薬にはたくさんの複雑な成分が含まれている
● 漢方薬も「薬」です。その成分は大変複雑で、成分を調べることも困難です。

漢方薬にも明らかに禁止物質を含むものがあり、麻黄(マオウ)、ホミカ(ストリキニーネを含む)はその代表です。

● 漢方薬は生薬を使うので、名前が同じでも、製造会社、原料の産地、収穫の時期などで成分が違うことがあります。

成分が全部記載されていないとチェックできない上に、成分の含有量が一定していないのが普通です。

● 内容成分の正確な把握はできません。

 

サプリメントが薬と違うのは、製造、販売等の規制が厳しくない点です。

● 蛋白同化薬などの禁止物質を含むサプリメントが出回っていることも事実です。

● 表示されていない禁止物質が混入されている商品もあり、注意が必要です。

http://www.japan-sports.or.jp

 

栄養ドリンクにはテストステロンやストリキニーネが入っている可能性があります。

発毛薬にも男性ホルモンが含まれていることがあり、これも禁止薬物になりえます。

表示されている成分だけ確認して大丈夫と思ったら

表示されていない成分が禁止薬物だった、ということも起こります。

本人はクリーンだと思ってもひっかかってしまうことはあるんですね。

 

チームドクターはこういった禁止薬物の知識を十分持っていると信じたいですが

その他のトレーナーなどでもうっかり甘い判断で

禁止薬物を含んだ薬やサプリメントを処方してしまうかもしれないんですね。

斎藤慧選手もそのような、故意ではないうっかりが今回の問題を引き起こしたのでは

と思います。

 

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