昨日の夜にロシアの旅客機が墜落したというニュースを見て
何か人為的な事件かと思いました。
しかし、他にもさまざまな原因が考えられるとのことで
考えられる原因をここでは挙げていきたいと思います。
ロシアの旅客機「アントノフ148型」が墜落した経緯
モスクワ南郊のドモジェドボ空港を離陸した同機は
中部オレンブルク州オルスク行きの予定でしたが
わずか4~5分後、11日午後2時20分(日本時間で8時20分)に
モスクワ州ラーメン地区ステパノフスコエに墜落しています。
機内には乗客65人・乗員6人の計71人が乗っていて
生存者は確認されませんでした。
中には未成年者3人が含まれ、中には5歳の女の子もいました。
墜落したのはモスクワ州ラーメン地区ステパノフスコエ。
半径1km内に、機体の残骸が転がっている映像が映し出されていました。
乗客に日本人を含む外国人はいなかったと報告されています。
「アントノフ148型機」とは?
アントノフ148型機はこんな機体です。
http://www.trt.net.tr/japanese/shi-jie
アントノフ148型機は、ウクライナのアントノフ社が
中距離用の旅客機として2004年に製造を開始した機体です。
この型は過去に一度墜落しているんですね。
2011年に試験飛行中、墜落し載っていた6人が亡くなる事故を起こしていました。
今回墜落した機体は、2010年から就航し、他の航空会社を経て
1年前からサラトフ航空で使われていたものでした。
また今年の1月にエンジン・ユニットや翼の状況を調べる技術検査を受けたばかりの機体でした。
墜落の原因で考えられるのは?
思いつく原因はこんなところ。
- エンジン故障
- 翼の着氷
- バードストライク
- 燃料タンクの引火
- エンジン出力の読み違えか
- 重量オーバー
- 人為的事件
機長の技術がまず気になりましたが、機長はベテランで
総飛行時間5,000で、うち2,800時間はアントノフ148型機での飛行経験があります。
なので、修練が足りなかったということはいえないと思います。
また管制官に体の不調や緊急着陸の要請もせずに連絡が途絶えていることから
機体に不具合があったとしてもよほど急に爆発が起きたり
飛行不能に陥ったのではないかと思います。
「ジェットエンジンが燃えているように見えた」
「機体がバラバラになって落ちてきた」
という目撃者の証言がありましたが、エンジンが破損して炎上し
燃料タンクに引火したことも想像できます。
「すごい爆発が起きて、ほとんどの民家の窓ガラスが割れたようです」
という証言もあったので、エンジンが何らかの原因で故障したのではないか
と思います。
そのほかには、この日は数十年ぶりの大雪だったこともあり
天候の要因も事件の原因になっているのではないかともいわれていました。
※解明されたら追記します
その他のロシアの墜落事件
ロシアの飛行機の墜落事件で最近あったものを紹介します。
【 2015年10月31日 】
エジプト・シャルムエルシェイクを出発したロシアのコガリムアビア航空9268便がシナイ半島に墜落し、乗客・乗客224人が全員死亡した。過激派勢力「イスラム国」(IS)が、機内に爆弾を仕掛けたと犯行声明を出した。
【 2016年12月25日 】
乗客・乗員92人を乗せてロシアからシリアへ向かっていたロシア軍のTu-154機が黒海に墜落した。
操縦士のミスが原因といわれている。
http://www.bbc.com/japanese/43027651
2015年の事故が224人全員亡くなった大事故だったこともあって
「ロシアの飛行機は墜落しやすい」
というイメージが少しついてしまいます。
原因次第ではロシアというよりウクライナの会社のアントノフ社の責任になりそうです。