ノロウイルスは毎年、冬の季節になると感染者が出てきますね。
ウイルスの中でもとても小さく、食べ物の中に入っていても
ノロウイルスが原因だと特定しにくいのもやっかい。
感染経路は自分の手についたノロウイルスを口に入れてしまったり
食べ物(カキなどの二枚貝はよく聞きますね)に付着していて
それを食べることで口に入ったり
感染者の排便や嘔吐物の近くにいることによっても飛沫感染してしまいます。
一番多いのは何らかの経路で口から入る場合。
ノロウイルスが大量に混入した便や嘔吐物から口に入ってくる場合もあるので
手洗いはかかせませんね。
症状は嘔吐・下痢・腹痛・発熱といった、普通の風邪とよく似ています。
感染していても症状があまり出なかったり、軽い場合も。
私はおそらくかかったことはないのですが
もしかしたら不調の時には知らず知らずのうちに感染しているのかも・・・。
今までノロウイルス対策は全くしていなかったので
できることはしておこうということで、自宅で簡単にできる対策を調べていました。
すると以外なものを使って消毒液が作れることが判明。
どこでも買えるようなものでササっと作れるので
皆さんもご自宅で試してみてください。
目次
ノロウイルスにエタノールは効かない!キッチンハイターを使おう
消毒液と聞くと、すぐに思い浮かぶのはエタノールです。
ドラッグストアでもすぐに変えますし
とりあえずエタノールなら消毒できそうなイメージがあります。
しかし、エタノールはノロウイルスには効かないと、厚生労働省が教えてくれています。
一般的な感染症対策として、消毒用エタノールや逆性石鹸(塩化ベンザルコニウム)が用いられることがありますが、ノロウイルスを完全に失活化する方法としては、次亜塩素酸ナトリウム※や加熱による処理があります。
厚生労働省によると、「次亜塩素酸ナトリウム」というのが
市販の次亜塩素酸ナトリウムを含む塩素系漂白剤で代用できるんだそう。
そこで登場するのが、花王の「キッチンハイター」シリーズ。
衣類用のもありますが、衣類に付着したノロウイルスを消毒するときには
ちょっと注意が必要です。
キッチンハイターでノロウイルスを撃退する消毒液の作り方
作り方はとっても簡単です。
「キッチン泡ハイター」は薄めて使えますが、薄めて使えたほうが
状況に応じて使い分けができるので
「キッチンハイター」か衣料用の「ハイター」を用意しましょう。
〇薄めの消毒液を作る場合
薄めの消毒液を使う場面は、感染者が直接触れた場所を消毒するとき。
ドアノブ、手すり、電子機器、リモコン、ピアノ・・・
いろいろあります。
★用意するもの★
- 水2.5ℓ
- キッチンハイター10ml
ちょうど500mlのペットボトルのキャップが5mlなので
これの二杯分ですね。
それらを混ぜ合わせるだけで消毒液ができます。
〇強めの消毒液を作る場合〇
こちらはノロウイルスが大量に含まれている嘔吐物や便がついたところを
きちんと消毒したいときに使います。
用意するものはさっきの水の分量を変えるだけ。
★用意するもの★
- 水0.5ℓ
- キッチンハイター10ml
衣類用のハイターでもいいんですけどね。
これを同じように混ぜれば消毒液として使えます。
100均に売ってるボトルでも買ってきてつめてスプレーとして使いましょう。
衣類を消毒したいんだけど・・・
衣類を消毒したいとき。
さっき作った薄めの消毒液でいいんでしょうか?
それは、その衣類によります。
色落ちちやすい衣類や色落ちさせたくないような衣類には
さっき作った消毒液は使わず、熱湯で消毒しましょう。
ノロウイルスは85°以上で不活性するので、熱湯に1分間つけておくといいです。
色落ちが気にならない衣類の場合は、洗剤でもみ洗いした後
85°以上の熱湯に1分間つけておきます(厚生労働省参考)。
※スチームアイロン、高温乾燥機を使うとより安心です
※水しぶきを吸わないこと
スチームアイロンは手軽に皺伸ばしと殺菌ができるので買っておいて損はないかも。
現にうちでも母が購入していましたが、普通のアイロンより台がいらず
気軽に使えて楽だと言っていました。
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次回は予防法についてはこちらで詳しく。