韓国政府が慰安婦問題に関する合意、「日韓合意」を破棄するかもしれない
と前にニュースでみたのですが
17年末に「破棄はしない」という方針を表明したようです。
それでも18年1月10日、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が
「破棄はしないが満足していない」との考えを表したと知り
韓国がここまでしつこいのはなぜだろうと思い始めました・・・。
日本は韓国合意で、「最終かつ不可逆的な解決」を求めました。
慰安婦支援団体に10憶円を拠出しましたし、安部首相からは
「日本国の内閣総理大臣として改めて、慰安婦として数多の苦痛を経験され、心身にわたり癒やしがたい傷を負われた全ての方々に対し、心からおわびと反省の気持ちを表明」
と公式の謝罪がありました。
日本人としては韓国合意で解決したでしょ?と思いますが
韓国人からすると韓国合意は政府が強引に決めたもので
納得できない内容のようです。
韓国の人々が求めていること、考えていることを調べてみたのでご覧ください。
韓国がしつこいのは韓国合意の内容のせい
朴槿恵政権の時に、韓国合意は反対意見も多かったのですが
日米との関係も考慮して半ば強引に結ばれました。
そして韓国合意の内容には非公開の内容があり、韓国人にとっては
韓国のために結ばれた合意ではなく
日本が罪を都合よく清算するために結ばせた合意であるかのように映ってしまうようです。
韓国・聯合ニュースの27日付報道によると、報告に記された非公開内容には、日本側が「性奴隷」という言葉の不使用、慰安婦支援団体への説得、政府として第三国における慰安婦関連の像や碑の設置に協力しないという3点を韓国側に求めたことが含まれている。
文大統領は「合意は両国首脳が承認したうえで署名されたものではあるが、この合意で慰安婦問題を解決することはできない。合意には手続き、内容いずれにおいても重大な欠陥があり、特に非公開合意の内容は国民を深く失望させた」とコメント。関係当局に対し、被害者を中心とし、国民本位の外交を尊重したうえで、今後の措置を速やかに決めるよう促した。
http://www.recordchina.co.jp/b254000-s0-c10.html
反日の韓国人の口からよく出てくる言葉に
「日本の法的責任」というものがありますが、韓国人からしたら
「日本が完全に悪いのだから、もっと謝罪して世界に知らしめて
賠償金も払ってほしい」
ということなんだろうと思います。
「10憶円払ったじゃん?」と思われるかもしれませんが・・・
調べてみるとこれ、賠償金扱いではないらしい。
日本政府は、慰安婦問題を1965年の日韓請求権協定で「解決済み」とする姿勢を変えておらず、そのため日本政府は拠出した10億円も「賠償金」との位置づけをとっていない。ただし、公金から出された以上、それを「賠償金である」と解釈できる余地を韓国側に与えている。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50735?page=2
1965年にも日本は韓国に資金提供をしているのはご存知かと思います。
この時は11憶ドルの資金を、「大韓民国の経済の発展に役立つものでなければならない。」
との目的で拠出されています。
当時の韓国は貧国であり、今の経済発展を遂げられたのは
この資金があったからでした。
そして2015年には10憶円をあげています・・・。
でもそれらのお金は「慰安婦問題に対する賠償金ではない」
からしつこいのがまず第一の理由であると感じます。
韓国人は謝罪がほしい
韓国内の慰安婦問題のニュースに寄せられるコメントでよくあるのが
「お金じゃなくて謝罪がほしい」「ちゃんと謝って」
というようなもの。
韓国人からすると、日本が悪いのは普遍的な事実だから
一回の首相の謝罪だけで歴史の中に埋もれてしまうのは正義に反するのでしょう。
安部首相は17年1月12日に、文在寅大統領が被害者に対して求めた謝罪を拒否したと
会見で話していましたし
韓国人にとっては本当に反省しているように感じないのでしょう。
それにしても国際的に見ても韓国がしつこく見えるのは
「正義」に対する感覚が違うからということもあるようで。
「絶対的に悪いことに対しては、ただそのことだけに対して責任を取らなければならない」
という考えがベースにあるようなのです。
まぁ、正しいのですが、日韓合意の10憶円はどう考えても賠償金に値するものでしょう・・・
安部さんも謝ったじゃない・・・
また謝罪して賠償金を払ってもまた同じことを要求されて
永遠賠償金を払わされるんじゃないの・・・
とどうしても思ってしまいますな。
韓国人の正義感について現代ビジネスでこんなものを見つけました。
「韓国が軍事独裁政権だったころ、民主化運動を弾圧する多くの法律が作られ、たくさんの人が処罰された。その記憶から、間違った政権が作った法律は変えなくてはいけない、というのが韓国人にとっての正義ですし、それは過去にさかのぼってもなされるべきと考えます。民主化運動で投獄された人が、名誉回復を求めるのもそのためです」
韓国の軍事独裁政権時代を象徴するのが、朴槿恵大統領の父、朴正熙元大統領だ。朴槿恵大統領の不正を糾弾するという「正義」が、韓国人にとっては、民主化を求めた運動と重なり合うのかもしれない。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50735?page=3
喧嘩になったときに関係ない過去の浮気話を蒸し返す女性に
ちょっと似ている気がしなくもない。