去年あたりから有名企業の不正のオンパレードになっていますが

安全性と信頼性が売りで愛用ユーザーも多いスバルでも

日産と同じく「無資格者に完成検査」をしていたことがわかりました。

 

日産は品質には問題がないということでしたが

スバルも品質には問題がなさそうですね、ツイッターを見る限り。

「無資格者に完成検査とさせていた」

と聞くと事故が起きるのではないかと不安になりますが

そこまでの事態が起こらないのは理由があるようです。

要は、「わからないラインで不正をしていた」

ということなのですが(^-^;

 

今回の不正の内容を簡単にみていきましょう。

 

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スバルの無資格検査はどんな人材がおこなっていた?

 

私は今回の不正を聞いたとき「バイトがしてたのか?」

と思いましたが、さすがに大企業なだけにそんなことはしていません。

無資格とはいえ、「資格をもうすぐ取りそうな、試験的に登用されている人材」

に、監督者をつけて完成検査をさせていました。

場所は「群馬製作所」。

完成検査正規登用前の検査員が完成検査に従事している場合があり、規定として明文化されていなかった。

https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1088598.html

 

国交省に提出している「完成検査要領」には

完成検査は完成検査員の資格を持つ者が行うと書かれていますが

スバルの業務規程には

十分な現場経験と、知識と技能を100%身に付けたと現場管理者(係長)が判断した者に

監督者(班長)をつけ、完成検査をさせていました。

つまり資格がないけど技術的には監督者をつければ問題ない人材。

 

スバルでは完成検査前の人材が完成検査を行う時には

印章貸与を行っていましたが、これは明文化されていませんでした。

監督者が監督する期間は、人材の持っている資格(2級自動車整備士等)により異なり

期間を満了するまでは監督者のもとで検査を行っていました。

 

期間を満了した後は筆記試験を受け、それに合格して初めて完成検査員になれる

という規定がスバルでは敷かれていました。

2017年10月1日の時点で、全体で4名の資格取得前の完成検査員が検査をしていました。

(期間中、最大で17名)

 

この理由について、吉永社長は

「現場経験を積ませている間に、重要な仕事をしているのだという意識付けのため」

と会見で話していました。

 

技術や知識に不安のある人材が検査をしていたわけではないようですが

世間一般から見たら同じ「無資格者」に見えちゃいますね。

完成検査員って仕事はもしかしたら今、人材が少ないのかも?

 

・・・と思いましたが、吉永社長は

「完成検査は非常に重要な行為。よりきちっとやろうとしてきた。人数見てもらえばわかるが、工数不足で代行していたわけでは絶対にない」

とコメントしていました。

完成検査員はスバル全体で245人いたというので、人材不足ではないのでしょうが。

資格の基準を下げるべきなんですかねぇ・・・。

 

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スバルの無資格検査の対象車種は?

 

今後もしかしたら調査で群馬製作所以外でも不正検査が発覚する可能性がありますが

今日の会見で公表されたのは

群馬製作所で完成検査を受けた約22万5000台がリコール対象になる可能性がある

ということでした。

群馬製作所の取り扱い車種は

  • レヴォーグ
  • インプレッサ
  • フォレスター
  • レガシー
  • XV
  • WRX
  • BRZ
  • EXIGA
  • 86(トヨタ自動車向けにつくるスポーツカー「86(ハチロク)」)

 

であり、これらのうち最初の車検を受けるまでの過去数年間分の車が回収されそうです。

今のところ、会見でリコールを検討中とコメントがありますが

かなりのお金がかかってしまいそうなので慎重にならぜるを得ませんね。

日産が最近リコールをしたときは、最初に車検を受けるまでの過去3年分の車を

リコールしましたが、スバルも日産と同じようにリコールするなら

約30万台のリコールになりそうだといわれています。

 

 

今回の無資格者の検査で問題になったのは

「ルールを企業が独自に解釈している」

「完成検査について国が企業に任せてしまっている」

「完成検査員の資格取得の条件にはメーカーによって差がある」

というのがあります。

 

国も車を作る企業を信用して「ちゃんとやっているはずだ」という過信で

厳しくチェックはしてこなかったので

スバルのように30年無資格者が検査するということが続いてしまいました。

 

私が一番まずいんじゃないかなと感じるのは

資格取得の基準にメーカー間で差がある

ということですね。

国は「完成検査員の資格がある者が完成検査をする」

とは言っていますが、その完成検査員の資格取得の基準には

2~6か月の習熟度の差があるといいます。

なので、スバルの基準がもっと低く明文化されていたなら

今回の無資格者もすでに資格者になって検査をしていた可能性があるので

そんなに問題視することではないのかなと思います。

 

その代わり、資格取得基準を下げれば下げるほど

自社ブランドや日本ブランドは下がりそうですが。

 

最近あった不正関連で、商工中金の不正内容をまとめた記事はこちらを参考に

神戸製鋼の改ざん内容についてはこちらでまとめています。

 

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