※この記事には原作のネタバレが含まれます。
私にはすごく懐かしいマンガ「NANA」の作者、矢沢あいさんがイラストで復帰したというニュース記事を見た。
シンガーソングライターのJUJUさんからオファーを受けて、新曲の「いいわけ」に合わせて
矢沢さんがイラストをしたためた。
私はそのニュース記事で初めて矢沢さんが2009年の休業からずっと闘病していることを知った。
中学時代にマンガを読み始めた私は、矢沢さんの「NANA」の描く
理想にあと少しのところで届かないもどかしさや
愛する人の愛情をすべて手に入れることができない苦しさという
人生で誰もが経験する影の部分を、丁寧に表現する作風に感動していた。
やっぱりね、NANAは国宝級だと思うの。ハチの恋愛観に共感したり、ナナの一途な思いに憧れてみたり。1つ1つの言葉が突き刺さるっていうか…人の弱さを表現するのが上手というか…本当に出会わせてくれてありがとうの漫画。矢沢あい先生の病気が早く治りますように。#nana #矢沢あい pic.twitter.com/LrqtGtIqPz
— いちご (@a_153icgs) 2017年5月18日
途中で少年漫画にハマってしまい、NANAや少女漫画は読まなくなり
矢沢さんが病気で入院されていたことも知らなかった。
8年間の休業の間、イラストをたまに描くことはあったようだが漫画は描いていない。
漫画を描けない病気の病名ってなんだろう・・・。
ここでは私が調べてきた範囲で矢沢あいさんの現状について紹介していきます。
矢沢あいのプロフィール
名前: 矢沢 あい(やざわ あい)
生年月日: 1967年3月7日(50歳)
血液型: B型
出身: 兵庫県尼崎市
身長: 168cm
経歴: 大阪モード学園中退
受賞: 第48回小学館漫画賞(2002年)
作品:
【集英社】
- すべてりぼんマスコットコミックス(RMC) より刊行、特記の無いものは1巻完結。
- 15年目
- ラブレター
- 風になれ!
- エスケープ
- バラードまでそばにいて (前編・後編)
- マリンブルーの風に抱かれて (全4巻、集英社文庫コミック版全3巻)
- 天使なんかじゃない (全8巻、完全版全4巻)
- うすべにの嵐
- ご近所物語 (全7巻、完全版全4巻)
- 下弦の月 (全3巻、愛蔵版全2巻)
- NANA -ナナ- (RMCクッキー、既刊21巻、体調不良のため休載)
【祥伝社】
- Paradise Kiss (全5巻)
Wikipediaより
アシスタントは置かず、恋人の男性にアシスタントをしてもらっていた。
矢沢が病気になってからはその男性が闘病生活を支えていたと女性自身で紹介された。
その男性とは同居が続いており、籍はいれていないのか現在も独身。
大の猫好きで家に猫を複数匹飼っている。
英ファッションブランドの「ヴィヴィアン・ウエストウッド」が好きで
NANAの作中にも服や小物が取り入れられていた。
執筆作業のため睡眠時間が極端に短く、2時間とインタビューで答えていたこともあった。
「今、思えばそれがよくなかったんじゃないかなと思うんですけど…。前に1度倒れて再開し、無理してすぐにまた倒れてしまったという苦い経験があるので、今回は絶対にその轍を踏まないように、ちゃんと治してから再開したいと思っています。倒れてから、まだ一度もペンは握っていません…。ゆっくり、のんびりさせていただいています」
http://blog.livedoor.jp/j102094094-094/archives/23286068.html
NANAは21巻で連載が止まっている(2017年10月現在)。
レンが交通事故で亡くなり、ショックを受けたナナは葬式にも出れず、海外のバーでロングヘアで歌う姿が描かれている。
ハチ(もう一人のナナ)は、タクミとは離婚せず、娘のサツキと日本に住み
タクミは息子のレンとイギリスに住んでいる・・・。
というところまでは21巻で分かっているものの
その子供たちが2人ともハチとタクミの子供なのかや、ナナの今後など
気になることが分からないまま休載している。
矢沢あいの病名と病状
矢沢あいは病名を公表していない。
公表せず長期間休載しているため、「治らない重病ではないか?」という噂が立った。
癌や重度のうつ、さらには死亡説まで出ていた。
休載した10か月のインタビューでは、それらの説を本人が否定していて
快方に向かっている様子を見せていた。
休載から10か月。何の情報もなかったが、「女性自身」(2010年5月4日号)が「『NANA』矢沢あい独占告白 闘病10カ月」と題する記事を掲載した。
女性専門の医療センターから自宅にタクシーで戻ってきたところを直撃取材したということだ。
記事によると矢沢さんは、こう語ったという。
「いろいろ言われているみたいですけど、だいぶよくなってきているんですよ。
漫画を描くのは体が資本なので、今はとにかく体がよくなることだけに専念しようと心に決めて、治療に励んでいます」
さらに「決して治らない病気にかかっているわけではないんです」「『気長に治療をすれば、少しずつ回復していく』と、医者の先生もおっしゃってくださる」といい、重病説を否定した。
「倒れてから、まだ、一度もペンは握っていません」
「今はまだ、仕事再開の目処は正直、立っていない状況なんです」
とし、連載再開はだいぶ先になりそうだ。https://www.j-cast.com/2010/04/25065227.html?p=all (2010/4/25)
この言葉でファンはホッと安心したと思うのだが、その後も漫画の執筆はしていなかった。
もう休載から8年。
睡眠時間の少なさと、「レンの死」でファンからのクレームがきたためうつになったという噂や
喫煙者であるため癌にかかったという噂が一人歩きしている状況。
またソースは不明だが、「女性特定疾病」の病気で座るもの辛いという状況であるという噂もある。
確か本人が女性特定疾病(多分子宮や卵巣系かな)の病気で長時間座ってとかが辛いとかなんとか。個人的にはガンかなと思ったけど。
http://mamastar.jp/bbs/comment.do?topicId=2658448
女性専用医療センターに通院しているところをみるに、子宮癌が卵巣嚢腫が思い浮かんだが
卵巣嚢腫は9割が良性と言われるし、死に至るほどの重病ではないはず。
悪性な場合は抗生物質による副作用がつらいですが8年も休載するものなのか疑問です。
子宮癌はかかりやすく、治りやすい癌だが、治りやすいのはあくまで早期発見できた場合だ。
喫煙もリスク要因になっていて、睡眠時間まで削って仕事をしていた矢沢さんが
発見が遅れた子宮癌にかかっていて長期の治療を受けている・・・
ということもありえなくはないのだろう。
あまり最悪なケースを想像したくはないが
8年は心の病より体の重病を疑ってしまう。
病気に伴ううつの可能性もある。
だが個人的には、重度のうつでも執筆はできるように思う。
現に矢沢あいさんは過去にインタビューで「NANAの続きを書く意志がある」ことを示していた。
ROLAゲット!名言名場面の特集&現在の矢沢あい様からのインタビュー!なんとNANAについてのコメントが!『集大成。持ち札全部出そうと思って挑みました。続きをお待たせしてすみませんが、いつか出し切りたい。』と!嬉しい!待つよね! pic.twitter.com/KapAwPdeXz
— 矢沢あいNANA (@nanahachinokoto) 2016年8月1日
歴史上のうつを患った小説家、芥川龍之介などは重度のうつでも創作活動を続けている。
うつで8年休載というのはちょっと考えにくいと思う。
それともレディ・ガガが患っているという線維筋痛症という病だろうか。
線維筋痛症であれば、治療に非常に長い時間がかかるケースもある。
なにせ原因が特定されておらず、治療法も確立されていない病なのだ。
この病気の場合は死亡するには至らないものの、日常生活を送るのも苦痛に感じる。
体の特定の部分や全身が痛み、医者に相談しても即効性のある治療を施してくれない。
あるいは、素人が聞いたこともないような珍しい病名なのか。
病名を明かさないということだけが気がかりである。