日本に長年住んでいても日本に根付いている「神道」と、それを担う「神社」の役割をよく知らない人も多いのではないだろうか。

日本には約8万の神社があるが、それらの頂点にいるとされるのが神社本庁という存在だ。

今日はその「神社本庁から有力神社が次々離脱」というニュースがあったが、どういう理由でボスに背を向けているのだろう。

 

そもそもすべての神社が神社本庁の傘下にあるわけではなく、一部の神社、ほんの一部ではあるが、それらは神社本庁に従うことを拒んでいる。

私達の知らないところで、神道界の強大な組織は実権を握っているのだ。

 

神社本庁が持つ権力と、それに抗う神社について見ていこう。

 

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神社本庁と安倍首相との繫がり

 

 

安倍首相と神道政治連盟には深い繫がりがあると言われている。

「神道政治連盟」は神社本庁を母体とする団体で、「神道政治連盟国会議員懇談会」には安倍首相を含め大臣ら19人(20人中)が参加している

安倍首相は若手議員時代より、「神道政治連盟」に関係する数々の団体で局長を務めてきた。

 

安倍首相は若手議員時代から神政連に賛同する議員団体・神道議連の事務局長などを歴任し、現在は自ら会長を務めている。

毎年、都内のホテルで開かれる総会にもほとんど出席してきた。まさに首相が手塩にかけて拡大してきた議連であり、いまや自民党を中心に301人の国会議員が参加する政界の一大勢力となっている。

 

http://ironna.jp/article/4955

 

興味深いのは、安倍政権に「神道政治連盟」の思想が表れていることだ。

 

同連盟のウェブサイトには、〈誇りの持てる新憲法の制定〉、〈靖国の英霊に対する国家儀礼の確立〉などの取り組みが掲げられ、天皇男系維持、女性宮家創設反対、東京裁判の否定、夫婦別姓反対などの主張を展開している。思想的に安倍政権と親和性が高い。

http://ironna.jp/article/4955#

 

安倍政権と神社本庁は思想的にとても近いため、安倍政権がすすめる「改憲」も神社本社が支持している。

2016年には「改憲に賛成」する署名を、傘下の神社の境内で集めその数は700万に達した。

 

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神社本庁に属さない神社はどこか

 

神社本庁に属さない有名な神社としては、現在「靖国神社・日光東照宮・伏見稲荷大社」などがある。

 

有名な神社であっても、鎌倉宮・靖国神社・日光東照宮・伏見稲荷大社・気多大社・新熊野神社など神社本庁との被包括関係を有せず、単立宗教法人として運営される場合がある。大きな単立神社は約2000社、小さな祠等を含めると20万社の単立神社がある。

 

Wikipedia

 

最近では6月中旬に富岡八幡宮が離脱を決め、早ければ9月にも離脱するという。

大分県の宇佐神宮では去年の2月頃から宮司就任を巡って神社本庁ともめており

宮司を務めていた一族が「宇佐神宮の神社本庁からの離脱」を主張しているという。

 

こういった有力神社の離脱の原因には、「宮司就任を神社本庁が受け入れない」ことが多かった。

神社本庁に従わない神社はこうした、方針を本庁を左右されるのを嫌うという理由があるのかもしれない。

あるいは、安倍政権の方針に協力させられるのを嫌ってなのか。

理由がどうであれ、現在の政権は神社の離脱を心よく思ってはいないはずだ。

 

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